連載ダイビングコラム

ダイビングの合間にシュノーケリングを楽しもう!!

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ュノーケリングは子供からお年寄りまで気軽に使うことが出来、簡単に水中の魚を見る事の出来る遊びです。リゾートダイビングでは、ダイビングの合間の休憩時間を利用して、浅瀬でシュノーケリングを楽しむこともあります。
今回はそんなシュノーケルについてご紹介します。

ところで、「シュノーケル」と「スノーケル」、皆さん一度は耳にしたことがあると思いますが、実際どっちが正解か知っていますか?
ここではシュノーケルと呼ばせていただきますが、実際にはどちらの呼び方でも正解です。

シュノーケルとは、水面に顔付けても水中で呼吸が出来る用具の名前です。上の写真のシュノーケルマスク
シュノーケルを使って遊ぶ事を「シュノーケリング」と言います。

シュノーケリングに必要な「ダイビングスキル」

シュノーケリングは、ライセンスなしで楽しめることが魅力です。
快適に楽しむために身につけてた方が良い「ダイビングスキル」をご紹介します。

シュノーケルを上手に使うと、きれいな水中を観察しながら楽しく水面を泳ぐことが出来ます。
シュノーケルの下端についているマウスピースをくわえて、水面の空気を呼吸します。
マウスピースを軽くかみ水が入らない程度に口を閉じて呼吸をします。
まずはこの状態でゆっくり吸ってゆっくり吐きましょう。

シュノーケルの上端には海水の侵入を防ぐ為の排気弁が付いています。
しかし水が入ってこないと安心して、水が入ってきたときにパニックにならないために
スノーケルクリアというダイビングスキルは身につけましょう。
スノーケルクリアとは、シュノーケルに水は入ってきたときの対処法です。

やり方としては、水が入ってきたら息を強く「プッ!!」と吹いて水を吐き出すだけです。
万が一吐く息が無い場合は、水を飲まないように気を付けながら呼吸をして再度挑戦してみたり、
いったんシュノーケルを口から外して、水面から顔を出し再度付け直すやり方もあります。
このスノーケルクリアが出来るように練習することが大事です。

他にもフィンと呼ばれる足ヒレを使ってシュノーケリングを楽しむ場合は、ダイビング同様、
初めてフィンを付けると水泳のようなバタ足になってしまいがちですが、
フィンを付けてのバタ足だと足がつってしまったり、息が上がってしまったりと
体力の消耗が早くなくなり、尚且つ一向に前に進まない等あります。
フィンは大きくゆっくりと動かすことが大事になってきます。

シュノーケルの正しいメンテナンスの仕方

シュノーケルは、主にプラスチックとシリコンで出来ています。

海水や汚れで腐敗、劣化の原因になりますので、
シュノーケリングをした後は必ず“真水”で洗いましょう
また直射日光にあたるとシリコン部分が劣化してしまうので、必ず直射日光を避けた日陰で乾かすようにしましょう。

完全に乾いたら、他の器材に接触しない涼しい乾燥した場所で保管しましょう。
また、シリコンゴムはほかのゴム製品と接触すると変色してしまいますので気をつけてください。

シュノーケルの選び方

ダイビングメーカーによってたくさんの種類があり、初めての方にはどれを選べばよいのか迷ってしまうと思います。

ここでは選び方についてお教えいたします。

まずシュノーケルで大事なのは筒状のパイプの太さと長さです。

シュノーケルのパイプの一覧

太いものメリット:呼吸抵抗が少なく長時間泳いでいても息苦しくならない。
デメリット:太いため水が入ってきた場合のスノーケルクリアがしづらい。
細いものメリット:太いものとは逆にスノーケルクリアがしやすい。
デメリット:呼吸抵抗が少なく息苦しいと思う人もいる。
長いものメリット:短いものよりも海水が侵入しにくい。
デメリット:長い為スノーケルクリアがしづらい。
短いものメリット:海水が侵入してきても短いのでスノーケルクリアがしやすい。
デメリット:短い為海水の侵入がしやすい。

シュノーケリングは基本に水面が穏やかな場所で長い距離を移動したり遊んだりするものです。
長い間呼吸しても息苦しくならないものを選ぶことが大切だと思います。

なお、男性の場合は肺活量が多いので、女性よりスノーケルクリア(スノーケル内に水が入ってしまった時に水を抜く方法)がしやすい場合もあります。
肺活量の少ない方はパイプ径が細いものがおすすめです。

またシュノーケリングの合間に素潜りを楽しみたいと言う方は、スノーケルクリアがしやすいものを選んだ方が良いと思います。

次にマウスピースの大きさです。

口の小さな女性や子供は顎が疲れてしまうのでマウスピースは小さいものを選びましょう。

男性や口の大きい方は逆に小さいマウスピースだと安易に海水が入ってきてしまう場合があるので大きめ
を選んだ方が良いでしょう。

またダイビングのとスノーケリング両方楽しみたい方や、ダイビングの合間にシュノーケリングをする方は、マウスピース横に筒状の部分をジャバラになっているタイプを選びましょう。

ジャバラタイプだとダイビング中にマウスピースが邪魔になることもないです。

シュノーケルは自分の顔にあうフィット感が大切です。できればを確認しましょう。

ダイビングの合間にシュノーケリング

リゾートダイビングではボートダイビングが主流になっていて、一日中ダイビングを楽しむ事が出来ます。
ダイビングとダイビングの合間に休憩を挟んで、またダイビングをするということがほとんどです。
海外や沖縄といったリゾートダイビングでは、ダイビング合間の休憩時間を利用してシュノーケリングをすることがよくあります。
ボートでのダイビングなので、ビーチダイビングよりも水中の綺麗さや魚の多さが格別です。
普段シュノーケリングで見られない魚に出会えることも…??

大人から子供まで楽しめる!ダイビングも出来てシュノーケリングも出来るスポットの紹介

日本のみならず海外にはたくさんのダイビングスポットがあります。

今回は、都心から気軽に行きやすい伊豆でダイビングも出来てシュノーケリングが出来るスポットを紹介します。

大瀬崎(おせざき)/静岡県沼津市

ダイビングスポット有名な大瀬崎。波が少なく天候不良も少ないので
初心者でも安心してシュノーケリングが出来るスポットです。
水中も多種多彩な生物がいて飽きません。
またダイバーも多いのでダイビングをしている人を間近で見る事が可能です。

田子(たご)/静岡県賀茂郡西伊豆町

西伊豆にあり田子は伊豆でも随一の透明度を誇る場所です。
岩場には人に慣れた好奇心たっぷりのカラフルな魚がたくさんいます。

川奈(かわな)/静岡県伊東市

東伊豆にあり都心からのアクセスもしやすく家族で楽しむのに最適な場所です。
たくさんの魚が見れることはもちろん運が良ければウミガメ出会える可能性も!?

初島(はつしま)/静岡県熱海市

熱海から高速船で25分、都心から一番近くにあるリゾート地、初島。
ここでは離島ならではののんびりとした雰囲気と透明度抜群の海が楽しめます。

シュノーケリングをする上での注意点

シュノーケリングは大人から子供まで楽しめる遊びです。
ここではおすすめスポットと子供とシュノーケリングをする上での注意点をお伝えします。
子供とシュノーケリングをする上で注意点がいくつかあります。

まずは子供を一人にしない事。常に子供のシュノーケリングを見守っていてください。

知らない間に沖に流させていたり、足が届かない沖に気づいたら行っていたなんてこともたくさんあります。
また海水浴場などで発生する離岸流(リップカレント)に十分に気を付けてください
離岸流とは波が沖に戻ろうとするときに起こる強い流れの事をいいます。

シュノーケリングを楽しむ前に事前に特殊な流れが無いかを確認することも大切です。

まとめ

今回は「シュノーケリング」についてご紹介しました。
シュノーケリングについて正しい知識を持って、安全に海を楽しんで行ってください★

初心者の方やブランクダイバーで不安な方は、AQCIAまでお気軽にお問い合わせください。

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