連載ダイビングコラム

ライセンスの種類って何があるの?

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ダイビングを始めるには、ダイビングのライセンス『Cカード』が必要なのはご存知かと思います。

このCカードを発行しているのは、ダイビングの教育機関(指導団体)と呼ばれるところで、

『BSAC』『PADI』『NAUI』『SSI』等が世界各国で代表となるほど有名です。

しかし、民間で作れる物なので、世界には数多くの指導団体がございます。

また、Cカードの種類は1つではなく、種類によって特徴が異なります。

ダイビングを始めるためのエントリー向け、いわゆる初級ライセンスコースから、

ダイビングのプロを目指す為のプロフェッショナルダイバー育成コースまでと様々な種類があります。

ライセンスは取りたいけど、どの種類を取ったらいいかわからない・・・。

という方の為に、今回は数あるダイビング指導団体の中で、

1番歴史のある『BSAC』『ライセンスの種類』

について説明をしていきます!!

ちなみに、ダイビングライセンスは飛び級することが出来ません。

ですから、皆さん最初は初級ライセンスから取得していく流れになるんです。

【初級ライセンス オーシャンダイバー(OD)】

「エントリーレベル」と呼ばれるコースです。

ダイビングを楽しむ為の必要最低限の知識と技術の修得を目的としています。

主に、器材を安全に正しく使える能力を基本から修得する為のコースです。

【中級ライセンス スポーツダイバー(SD)】

エントリーレベルのダイバーがまだ経験したことが無い様々なダイビングに挑戦し、

これまでに修得した技術と知識をさらに向上することを目的としています。

つまり、洞窟に潜れたり、夜の海に潜るナイトダイビング。さらに、沈没船の中を潜れたり、

より深いところを潜れるようになります。

なんと、世界の9割も潜れてしまうので遊び向けのライセンスです。ダイビングの幅が一気に広がります。

【上級ライセンス① ダイブリーダー(DL)】

ダイバーのチームリーダーとして必要なリーダーシップダイバーの救助と処置に関するトレーニング

を受けることで、チーム分けされたダイバーのリーダーとなれる知識と技術を身に付ける事を目的としています。

又、ダイバーのチームリーダーとして常に安全に配慮したダイビングを計画し、実施する方法も学びます。

【上級ライセンス② ダイブディレクター(DD)】

ダイバーがプロのガイドとして活動する為に必要な知識と技術を習得し、経験を積む事を目的としています。

更に、BSAC各種コースの正規アシスタントとして活動する為に必要な知識、技術の取得もします。

セオリーレッスンでは、「海洋」「気象」「減圧症」「BSAC’88ダイブテーブル」「プロ意識」「ダイビング事故時の対応」を学び、

海洋実習では、「ガイド」「アシスタント技術」を学びます。さらに、インストラクター監督下のでの体験ダイビングの開催方法も学びます。

つまり!!このライセンスがあると、『沖縄で働ける』レベルです!!

【インストラクター】

インストラクターにも色々な種類があります。

最初にお伝えしたように、ダイビングの場合飛び級が出来ません。それはインストラクターも同じです。

インストラクターには「スノーケルインストラクター」「クラブインストラクター」「オープンウォーターインストラクター」「アドバンスインストラクター」

「インストラクタートレーナー」「ナショナルインストラクター」とたくさんあります。

その中で一般的にインストラクターと認識される2種類を紹介していきます!!

①オープンウォーターインストラクター

安全で楽しいダイビングプログラムを開催することが出来るランク。

一般的に『ダイビングインストラクター』と呼ばれるランクの入り口になります。

初級ライセンス(OD)、中級ライセンス(SD)の認定をすることが出来ます。

BSACナショナルインストラクターの下で、トレーニングを受け、

「講習の指導内容」「緊急時の対処法」「泳力」「知識」「プロとしての模範的な行動」などに関する項目の評価コースを受け、

合格しなければこのライセンスを取得することは出来ません。

⓶アドバンスインストラクター

先程のオープンウォーターインストラクターの1つ上のコースです。

特殊な海や環境でのプログラムを開催することが出来るランクです。

オープンウォーターインストラクターが更に特殊な海の知識、技術を身に付けることで、講習の種類や幅を広げることが出来ます。

このライセンスを取得するためには、必須となる8つのSDC(スキルディベロップメントコース)の講習が出来る資格を身に付ける必要があります。

8つのSDCとは「EQUIPMENT CARE(器材の取り扱い方)」「CPR-AED」「FIRSTAID(応急処置)」「RESCUE」「DEEP DIVING(40Mまで潜れるライセンス)」

「BOAT DIVING」「NIGHT DIVING」「NAVIGATION」が全て必要になります。

【スキルディベロップメントコース(SDC)】

様々なダイビングポイントや、これまで潜ったことが無いような特殊な地域で安全に潜る為に、事前に知識と技術を習得し、

さらなるスキルの上達を習得するためのコースです。

例えば、「カレントダイビング(流れが速いところのダイビング)」「アンダーデジタルフォト(カメラ技術)」「ケーブダイビング(洞窟ダイビング)」など。

ダイビングツアーに参加する前には、是非受講しておきたいコースばかりです。

皆さんいかがでしたか?

ダイビングライセンスは取得するライセンスによって遊べるポイントや範囲がかなり変わります。

ご自身がしてみたいダイビング、目標と相談して、楽しいダイビングライフを送れるよう、

是非参考にしてみて下さい!!