連載ダイビングコラム

ダイビング初心者必見!!注意するポイント!

メイン画像

体験ダイビングなどでダイビングをしたことがある方はそのダイビングの魅力に惹かれ、

もっとダイビングをしたい!と思う方も多いでしょう。

しかし、ダイビング初心者は特に注意をしなければならないことがあります。

ダイビング最中は夢中で忘れてしまうこともあると思います。

水中のスポーツなので、安全面や、体調管理など十分に注意を払い楽しくダイビングをしていきましょう!!

【注意ポイント① 体調管理】

怪我をしている方、薬の服用が必要な状態でのダイビングは避けましょう。

また、持病がある方は医師の許可が必要な場合があります。

自己判断はとても危険です。

不安がある方は必ず医療機関へ行き、診断してもらってからのダイビングをおすすめします。

また、前日のアルコールはなるべく控えることをお勧めします!

少しでも体調がすぐれない場合、無理はせずその日はダイビングを控えましょう。

【注意ポイント② 飛行機】

ダイビング終了後は飛行機の搭乗は出来ないと聞いたことはありませんか?

どこのダイビングショップを利用しても必ず注意事項に記載されています。

旅行先でダイビングをされる場合は特に注意しましょう。

というのも、ダイビング当日に飛行機に乗ってしまうと『減圧症』という病気になってしまいます。減圧症については後程説明していきます。

最低でも1日はあけるようにしましょう。

【注意ポイント③ ダイビングで起こりうる病気】

『減圧症』

減圧症とは、身体の組織や体液に溶け込んでいた気体が、環境圧の低下により、体内で気化してしまい、気泡を発生し血管を閉塞して発生する障害の一種です。

症状→関節のかゆみ痛み、頭痛、胸の痛み、重度の場合神経系の損傷 など

原因→急浮上、潜水時間、潜水深度 など

   ※1番の原因は急浮上

治療法→再圧タンクにはいる のみ

対策→ゆっくり浮上する

『窒素酔い』

窒素酔いとは、お酒に酔った感覚を水中で引き起こします。

窒素酔いになってしまうと正常な判断が出来なくなってしまい、いきなりマスクを外してしまうこともあります。

窒素酔いは深度が深ければ深いほどかかりやすくなります。

もしバディが窒素酔いではないかと思う不審な行動をしたら水深をゆっくり上げていきましょう。

その時に気を付けなければならないのは「正面ではなく背後から引き上げる」ことです。

『肺の過膨張障害』

この病気の原因は浮上速度と水深深度が大きく変わってきます。

また、ダイビングでやってはいけないことが「呼吸をとめてしまうこと」です。

私たちは水中で息が据えて、肺を常に膨らましたり、縮ませたりしています。

なので、ダイビング最中に息を止めてしまうと、空気の逃げ場がなくなってしまい、

どんどん膨張していき、最悪の場合破裂してしまいます。

息は止めないようにしましょう。

【注意ポイント④ スクイズ】

スクイズとは、水圧によって空気が圧縮され締め付けられる現象です。

スクイズは体のいろいろな部分で起こります。

1番多いのが「耳」です。

ダイビングで必ず必要なスキルがあります。それは『耳抜き』です。

もし、耳抜きをせず潜ってしまうと、鼓膜が破れてしまいます。

耳が痛いと感じる前に耳抜きはするように心がけましょう。

【注意ポイント⑤ ロスト】

ロストとは漂流のことです。

漂流しないためには何をしたら良いでしょうか。

まず、ダイビングではバディシステム(2人1組)で潜っていきます。

1人ではダイビングをしてはいけません。

また、漂流を防ぐためにシグナルフロートと言われる救命道具を必ず持ちましょう。

万が一見失ってしまったら、焦らず対処しましょう。

対処法

 ①1分間その場に停止し周りを見回します。ベルや石で音を立ててみても良いでしょう。

 ②誰も見当たらない場合、ゆっくり浮上します。

これが基本ルールです。これはどこのショップを使用しても同じです。

ですので、この対処を知っていれば水面で落ち合うことができます。

浮上したら水中には戻りません。ダイビングを始める前にバディでこのルールを確認しあうなどし、十分に注意していきましょう。

【まとめ】

ダイビングをするにあたっての注意事項や対処法、予防は理解できましたか?

ダイバーにとっては必要な知識です。

自分の安全をしっかり確保し、思いっきり楽しむために、しっかり正しい知識を身に着け

予防できるように、万が一のときはしっかり対処できるように身に着けていき、楽しいダイビングをしていきましょう!

BSACについて